第9話 陽に向かって

少し引っ込み思案な6年生の女の子がいました。ところが最近、学級のリーダーに立候補して見事当選!担任の先生に「あなたならきっと大丈夫」と背中を押してもらったのが立候補のきっかけのようでした。それからの彼女は、急に苦手だったことにも粘り強く挑戦するようになりました。「どうせだったら全部がんばりたい」のだそうです。明るい陽の光に葉を向けてグングン成長している若木ような彼女を見ていると、植物が自然に太陽の方に向くのと同じように、子どもは誰でも自然に伸びようとする力をもともと持っているのだと感じます。

がんばってできたら素直に嬉しい、そしてまたがんばろうと思える・・・その気持ちを周囲の大人が受け止めて支えていくことで、子どもは自尊心という自分を大切に思い、自分を信じられる心の基盤を作っていくのだと思います。

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