第5話 親子のやりとり

ある日「うんとこしょ…どっこいしょ」と2歳の子がすいかを運ぼうとしていました。まるで、絵本の『おおきなかぶ』みたいだったので、同じリズムで声をかけました。するとその子は、それそれ!という感じでうれしそうに一緒にリズムを繰り返しました。幼い子どもの心にも、人とのやりとりを楽しめる感覚が芽生えていることを感じる出来事でした。

日常では、このような微笑ましいやりとりも何気なく過ぎてしまいますが、人に自分の思いを伝え、わかってもらえた!と感じることはとてもうれしく気持ちのいいものです。子育てでは、子どもがわからなくなる不安を親は抱え苦しむことがあるかもしれません。そんな時こそ、子どもの気持ちを理解し続けようと伝え合う(やりとりする)ことが求められるのではないかと思うのです。

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