第10話 心の発達

赤ちゃんは、泣くことで自分の思いを母親に伝えます。その泣き声に「オムツが汚れたのかな?」「眠いのかな?」「おっぱいかな?」と母親は感じ取り、お世話をしたり、なだめすかします。子どもは、母親の言葉がけやスキンシップを通した関わりで人への信頼感を得ます。それは、できたことを親に褒められる体験を通して自分でやってみようとする自律心、そして自尊心を育むことに繋がっていきます。自尊心とは、例えば失敗して自分は駄目だと落ち込んでも、それを跳ね返せる力、それを補い自分には良いところもあると思える力、次へと進んでいく力、そういった自信の源になるものです。

心の発達を支えていくことは、その子が大人になってからも人生を生き抜くためのエネルギーを作ることに繋がるのだと思います。

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